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近年、内蔵部品の高性能化によりPCの情報収集に果たす役割は更に大きくなりました。
視覚障害から文字情報の入手が困難となる状況では、パソコンなどのIT機器の活用で、生活面は勿論、仕事、学び、趣味など多方面に渡ってその内容が大きく改善します。本コラムでは、視覚障害の方々が音声パソコンを活用されている様子やソフトをご紹介します。
見えない・見えにくい方のIT活用
音声パソコン個別講習を受けて
視覚障害とWebアクセシビリティ
(Web開発者向け)
蘇った趣味の世界
視覚障害者にとって生活を豊かにする道具の一つにパソコンがあります。そんなパソコンを活用しながらご自身の趣味を日々楽しんでいる方がいます。
この方は、ご趣味のアニメ鑑賞がきっかけでパソコンに触れてから、インターネットの本格的な利用をはじめられました。パソコンを学べる場所を探していたところ、友人からアイライトを紹介され、それがパソコン個別講習を受講される切っ掛けになりました。ネットショッピング、メール、インターネットラジオ、サピエ図書館での点訳本読書など、ご自身の趣味をより楽しまれたい強い目的があっての個別講習であったこともあり、大変意欲的に学ばれていきました。
点訳本をご自分のパソコンに取り込む方法を学んでからは、多数のレーベルから刊行されているライトノベルの読書を楽しみ、ネットラジオの視聴と「楽天」などを利用したネットショッピングで、休日も楽しく過ごされているそうです。
また、よく調べ物もするようになり、インターネットからたくさんの情報を一人で検索できることもパソコンを学んでよかった点だとおっしゃっておられ、今では2台目のラジオ専用PCを入手され、より深く楽しく利用をいただいています。
パソコンには、OSの基本的な利用方法や、アプリの操作方法、スクリーンリーダー(音声読み上げ)利用にあたってのキーボード操作と音声への慣れなど、さまざまな学習が必要となります。
パソコンの利用には学習が必要であるため、「楽しい」ことが学ぶための原動力になるケースが多くあります。
意欲を持ってパソコンに向かうのが、パソコンを便利な道具として使えるようになる早道ではないかと思います。
視力の低下により困難になっていたご自身の趣味をパソコンにより蘇らせることができる。パソコンの学習はご自身らしさを取り戻すきっかけになるかもしれません。
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