以下本文
アイライト通信 No.9
発行:2003.8
神戸アイライト協会の活動も5年目に入りました。
NPO法人(特定非営利活動法人)として年度始めから活動する最初の年度でもあります。
まだ書類作成や事務処理ではなれないことが多く、事務局は悪戦苦闘の日々です。
活動の方は、通所施設、訪問歩行訓練、相談、パソコン講習どれも動き出し、多忙な状況はかわりません。
6月の14、15日に開催されたリハ協の研究発表大会(別のページ参照)でのべ36名がボランティアスタッフとして神戸アイライト協会から参加しました。
「よく声をかけてくれました」「説明がていねいで感激した」「親切で神戸の印象がよくなった」と大変好評でした。
ボランティアとして参加したスタッフの方々の奮闘にあらためて感謝いたします。
支援費移行の関係かガイドヘルパー講習が盛んなようです。
ヘルパーが増えるのはいいことですが、適正な人数で実施しないと十分に実技講習を実施できません。
またヘルパーではできないサポートを実施するガイドボランティアの方を十分に確保することも重要ではないかと思います。
白杖歩行、盲導犬歩行、ガイドヘルパーとの歩行、ガイドボランティアとの歩行、それらの各種歩行方法が地域で確実に準備されること、その指導の中心になる歩行訓練士が地域で確保されることが大切かと思います。
いろいろな角度から視覚障害者の外出支援が改善されればと願っています。
あいさつ&総会を終えて
理事長 新阜義弘
平素は、当協会にご支援・ご協力をいただきありがとうございます。
梅雨明けが待ち遠しい季節です。
神戸アイライト協会も活動を開始して、5年目を迎えましたり 今年の2 月から新しくNPO法人(非営利特定法人)神戸アイライト協会として活動することになりました。
こうして法人となれましたことは、皆様のご理解ご協力の賜と深く感謝申し上げます。
しかし、法人となりました限りは、その社会的責任と役割が課せられたことに他なりません。
協会の活動は、従来通りですので、視覚障害者リハビリテーションに関するあらゆる事柄に対応していきたいと考えています。
協会独自の取り組み(パソコン講習会や歩行訓練、ガイドボランティア養成等)も行ってまいります。
こうした神戸アイライト協会の活動を広く視覚障害で悩んでいたり、困っていたりする人や家族の方、活動に賛同していただける晴眼者や視覚障害に興味あるボランティアの人等、多くの人の輪が広がっていけばと願っています。
次のステップに向って努力してまいります。
ご支援よろしくお願いいたします。
6月28日午後1時30分から新旧理事が参会して理事会を行いました。
今回坂東順次理事(JRPS=日本網膜色素変性症協会)と、山下昌子理事(兵庫県伴走者協会)のお二人が退任されました。
ご苦労様でしたりまた。
協会の外から支援をお願いします。
お二人に代わって、小林良守理事、古賀副武理事、安富義哲理事の三名の新しい力をエネルギーとして協会に新しい風を吹き込んでもらいたいと思っております。
新しい理事のご紹介は別の頁で行っております。
副理事長に山縣氏と木村氏、理事に原田氏、事務局代表に森氏、監事に絵野氏と渡辺氏、そして理事長は新岐阜という体制で今年度はまいります。
スタッフの古淵さん、浜田さん、井上さんはじめ多くのボランティアスタッフの方々にご協力いただきます。
どうぞよろしくお願いします。
引き続き 3時より総会を行い、参加者は28名(うち委任状参加が13名)で会は成立しました。
そして、井上議長の司会で14年度事業報告と決算、15年度事業計画と予算が議決されました。
上記の役員も承認され、紹介と挨拶をしていただきました。
総会が思いのほか早く終了しましたので、参加者と気軽に意見交換が出来ました。
5時からは、場所を変え、法人化を記念して報告会をささやかに持ちました。
17名が参加して、これまでの経過や、これからの思いをお互いの立場を忘れて楽しく打ち解けあって時間を過ごしました。
次に目指す地域支援の中核となる施設作りとみんなが邁進出来るようにがんばっていく気持ちを1つにした会であったと思いました。
皆様のご支援・ご協力をいただきながら、神戸市、兵庫県の視覚障害者福祉の増進にがんばってまいりましょう !
本分終了