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神戸アイライト通信 NO.45 発行:令和3年8月


新型コロナウイルス感染対策と移転予定

理事長  森 一成

2021年度になりました。アイライトは22周年となり、23年目に入りました。新年度になり新型コロナウイルス感染は、まん延防止等重点措置、緊急事態宣言が続く日々です。マスク着用、手洗い・消毒の励行、静かな食事、検温など引き続き感染予防に努めています。5月からスタッフはPCR検査を月1回始めて、全員陰性が続いています。また利用者の皆さん、ボランティアさんを含めてワクチン可能な方は、接種を受けていただいています。予防、検査、接種を続けて安心できる日を待ちたいと思います。行事については人数を制限したり、Zoomで参加いただけるようにしたりなど感染対策をしながら慎重に実施しています。
そして秋には活動拠点を新会館に移します。10月中頃に移転予定です。住所は神戸市兵庫区水木通2丁目1番9号になります。最寄駅は阪急、阪神、山陽、神鉄と接続している神戸高速鉄道「新開地駅」になります。神戸市営地下鉄は「湊川公園駅」で、JR利用なら神戸駅から近くまでバスがあります。新会館ではロービジョンフロアを拡充するなど新体制で皆さんをお迎えしたいと思います。コロナの状況にもよりますが、11月27日(土)にはお披露目のアイライトフェアも計画しています。新会館で皆さんとお会いできることを楽しみにしております。

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2020年度 まとめ

 事務局長 和田眞由美

1.おかげさまで認定NPO法人になりました!
 当協会の活動と多くの方からのご支援を信頼の証として高く評価していただき、5月20日付けで認定NPO法人になることができました。認定の有効期間は5年です。ますます評価いただけるような活動を展開するべく、役員・スタッフ一同、心新たに一歩を踏み出しました。年々、件数が増加していくご相談に対応させていただくための専門相談員や歩行訓練士などの人員不足、雇用のための財源不足は緊急の課題です。どうぞご無理のない範囲で賛助会費やご寄付でのご支援をよろしくお願いいたします。認定NPO法人へご寄付いただいた場合、税制上の優遇措置があります。(賛助会費も対象です)

2.新型コロナウイルス感染拡大の影響により対策をとり続けた1年でした!
 4月には初めて兵庫県に緊急事態宣言が発出され、人との接触を減らすために、スタッフは交替勤務で電話やメールでの相談対応や通所施設を継続しました。感染防止のための透明シートを各部屋に急ぎ設置し、安全対策を整えました。ご支援いただいている大阪広域生コンクリート協同組合様が、たくさんのマスクと消毒スプレーを一早く届けてくださったことは大変心強い出来事でした。全ての方に入館時にはマスクの着用、手指消毒と検温にご協力いただき、部屋の換気や消毒をこまめにおこない、スタッフも施設のご利用者様も健康管理に努め、何とか無事に1年を終えることができました。

3.イベントは会場とオンラインで全国を結んで初開催!
 いつもたくさんの方にご参加いただいているイベントは密を避けるために、ポートアイランドにある医療イノベーション推進センター(TRI)の研修室をお借りし、定員200名の部屋を半分以下の定員にして、前後左右の間隔を空けておこないました。新たな取り組みとしてZoomを使ったオンライン配信も併用すると、普段はお越しになれない全国からお申し込みをいただいたり、ガイドさんを依頼することなく自宅から参加できるなど新しい発見がありました。1年延期したロービジョンサポートフェアも、仙台・浜松・三重とを結んで「NPOによる視覚障害リハビリテーション」をテーマにシンポジウムをおこないました。しかし機器展示会や交流会であるサロンの開催は控えることになり、やはり実際にお会いして、お話して、体験していただける日常が早く戻ってくることを願います。

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バージョンアップのお話

歩行訓練士 住吉 葉月

緊急事態宣言が解除されて、自粛していた歩行訓練も再開しています。今回は、移動に必要なツール?のバージョンアップのお話です。
神戸で生まれ育ったAさんは、仕事の関係でしばらく神戸を離れていました。親の介護のため久々に神戸に戻ってきたということですが、バス停から自宅までのルートを練習したい、と歩行訓練の依頼がありました。
 「Aさん、自宅周辺の地図は覚えていますか?」とたずねたところ、「それが、以前と状況がだいぶ変わっているらしくて。家の隣に駐車場なんてなかったし、新しい家も増えているみたいですね」とのこと。「なるほど。それでは地図のバージョンアップをしながら進めていきましょう」
 白杖操作しながら、Aさんの頭の中の地図と、現在の環境を照らし合わせながら移動していきます。角の病院を曲がるところでAさんが「この先、大きな溝がありませんか?昔はこの溝に落ちないか不安で…」と言うので「大丈夫ですよ、今は溝にふたがしてありますよ」と伝えたところ「そうですか、それなら安心して歩けます」とほっとした様子です。その後も塀を伝い歩きして、もう一度角を曲がって、新しくできた駐車場前もなんとか通過して、無事に自宅へ到着です。「地図が整理できた気がします」とAさん、ひとまず今回の課題は終了です。
 歩行訓練というと白杖操作の練習をイメージする方も多いかもしれませんが、頭の中で地図を描き、上手に活用するというのも訓練のひとつです。この地図は、紙を広げた平面状の地図というよりも、A地点からB地点、B地点からC地点…というような、直線状のルートという方が近いのかもしれません。
環境は変化していくので、地図の修正が必要になることもあります。また、目で見て歩いている時には気付かなかったけど、白杖で確認することで分かりやすくなる手がかりなど、より使いやすい地図になるように情報を上書きしていくのも安全な移動のポイントです。たとえ一人で歩かなくても、地図ができていればガイドヘルパーに説明する時に便利だという話も聞いています。
地図の読み方が下手で、方向音痴の私が言うのもなんですが…歩きやすくなるような地図、一緒に作ってみませんか?ご相談お待ちしています。

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中山記念会館 移転のご案内

2007年に活動拠点である中山記念会館が現在の神戸市中央区にオープンして15年目になります。館内でイベント開催ができるようになり、神戸アイライト協会を含む6団体で構成する神戸ライトセンターを知っていただく機会が増え、徐々に多くの方にご利用いただけるようになりました。会館のオーナーである公益財団法人 中山視覚障害者福祉財団様新会館構想を描いてくださり、ようやく今秋の完成を迎えることになりました。

移転予定:2021(令和3)年10月中旬
新住所:

〒652-0802 神戸市兵庫区水木通2丁目1番9号 中山記念会館内

最寄駅:神戸高速線「新開地」西改札より徒歩5分(1号出入口 階段)
    神戸電鉄「湊川」、市営地下鉄「湊川公園」徒歩8分(西出口2)

神戸アイライト協会は5階建ての2階フロアで活動させていただきます。
1階正面玄関ではインターホンで「201」を押してください。
来所でのご相談や講習は、必ず事前にお電話でのご予約をお願いいたします。
兵庫区になり電話番号が変わりますが、未だ新番号が取れません。移転後は従来の番号にお電話いただきますと一定期間は新しい番号のアナウンスが流れます。ホームページにも掲載いたします。ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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編集後記

新型コロナウイルス感染症の収束を願って、頼みのワクチン接種1回目を終えました。兵庫県の大規模接種会場では広い体育館に多くの医療関係者と行政の方々がいらして、丁寧に適切な声かけで安全安心に接種できるよう努めておられ、大変有難く感謝の思いでいっぱいです。感染を封じ込めるには、あとどれくらいの時間を要するのでしょうか?10月には新しい活動拠点への移転があります。また新しい場所を覚えていただくことになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。合わせて活動継続のための力強いご支援も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

(和田)

本分終了