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よくあるご質問

●Q&A

Q1.ロービジョンとは何ですか?弱視とは何ですか?
A.日本では眼科医などの専門家のあいだでもはっきりした定義はありませんが、世界保健機関(WHO)では、矯正眼鏡を装用しても、視力が0.05以上、0.3未満の状態をロービジョンと定義しています。しかし0.3以上の視野の障害の人も含まれることが多いです。
 「弱視」には「医学的弱視」と「社会的弱視」があります。
 「医学的弱視」は乳幼児期の視機能が発達していく過程における視性刺激遮断が原因で、正常な視覚の発達が停止あるいは遅延している状態です。
 社会的弱視は視覚障害はあるが、主に視覚による日常生活および社会生活が可能である状態です。このうち、特に「教育的弱視」という場合は、「視覚障害はあるが、主に視覚による教育が可能である状態」をいいます。
 このように微妙な違いはありますがロービジョン=弱視と認識されていることも多い状況です。

Q2.ガイドボランティアはどんなことをしているのですか?
A.目の不自由な人を手引きで介助するボランティア。仕事として手引きをするガイドヘルパーに対して、ボランティアは原則的には無報酬でしています。
 観光ガイドのボランティアもガイドボランティアとは呼ばれることもあるようですが、原則的には観光案内はいたしません。目の代わりになって歩行介助をするボランティアです。

Q3.利用に当たって費用は発生しますか?
A.相談は無料です。他のサービスは無料のものと有料のものがあります。

Q4.全く目が見えない状態ではなく、目が見えにくい状態なのですが利用は可能ですか?
A.視覚障害者の多数は見えにくい人です。多数の見えにくい人が当協会のサポートを利用しています。

Q5.身体障害者手帳を取得する、あるいは等級変更するための手続きはどのようにすればいいのでしょうか?
A.かかりつけの眼科、住所地の福祉事務所(役所)で相談していただくことになりますが、不明なことがあれば、こちらに相談してください。

Q6.神戸ライトセンターと神戸アイライト協会の違いは何ですか?
A.神戸ライトセンターは中山記念会館に活動拠点を置く視覚障害者支援の団体と神戸アイライト協会の団体の集合体です。
 中山記念会館KLC会を作り、連携して視覚障害サポートをしています。
 神戸アイライト協会も神戸ライトセンターに所属している1団体です。

Q7.歩行訓練士とはどんな職種ですか?
A.自らも視覚のない白杖歩行を体験し、白杖歩行の指導方法を学習したのが歩行訓練士と呼ばれる職種です。
 歩行訓練士は白杖歩行指導のほか、屋内単独歩行、手引き(ガイド)なども指導します。また点字や日常生活動作、音声パソコンなどの相談にも対応し、時には指導もします。
 日本ライトハウスで昭和40年代から養成が始まり、現在は全国で約600名が従事しているとされています。歩行訓練士の講習修了書での名称は「視覚障害生活訓練指導員」「歩行指導員」と時期により異なる名称です。

ロービジョンケアとしての歩行訓練について より詳しくはこちらをご覧下さい



Q8.視覚リハ(視覚障害リハビリテーション)とは何ですか?
A.私たちは日頃意識する・しないに関わらず、多くの情報を目で見てとらえ、周囲の状況を判断しながら行動し、生活しています。そのため、病気や事故、あるいは加齢によって目が見えにくくなる・見えなくなると、生活上のさまざまな動作を行うことが難しくなってきます。たとえば、文字の読み書き、調理や洗濯などの家事動作、通勤や通学に必要な移動などに支障を生じます。また、精神的なダメージを受ける人もいます。
 視覚障害リハビリテーションは、その人がそれまで培ってきた経験や保有視覚、視覚以外の感覚(触覚、聴覚など)、補助具を活用する練習をしたり、福祉サービスを利用する方法を知ったりすることで、見えにくい・見えないために「できなくなったこと」を「できる」ように改善し、再び自立した生活ができるようになることを目指します。歩行訓練音声パソコンロービジョン用具・音声用具の使用等さまざまな内容があります。
 視覚障害リハビリテーションでは、さきの歩行訓練士が重要な役割を担っています。歩行訓練士は白杖歩行以外にも点字、日常生活動作、パソコン、ロービジョン用具など視覚を使わない、あるいは制限された視覚の中での生活方法、コミュニケーション方法、用具使用方法も学んでいます。

Q9.視覚専門相談リハ事業とは何ですか?
ロービジョンの方(見えにくいかた、見えないかた)を対象とした視覚専門相談と視覚障害の困難改善の視覚リハビリテーションを合わせた事業です。目を用いないで行える歩行の方法(歩行訓練)音声パソコン、タブレット、スマートフォンの使い方、その他ご自身の目の代わりとなる様々な便利グッズをご提案いたします。
お困りごとがありましたら、ご相談下さい。


上記以外のお問い合わせはこちらよりお願いいたします。

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