ミニ講習 入力のいろいろ
2012年9月27日 28日
日頃 入力はおこなっているけれど、入力について余り意識したことが無い人も多いと思います。
しかし、日記を書くにも、メールを出すにも、調べ物をするにも 入力は欠かせません。
ちょっとした技や知識で、もっと入力を楽におこないましょう。
かな漢字の変換をおこない、日本語の文字を入力するためのソフトウェアです。
つまりこのソフトウェアが無いと日本語が入力できません。
代表的なものとしてMicrosoftIME(MS-IME)やATOKなどがあります。
文字を入力する為に、いくつかの方法があります。
日本語を入力するときに「あ」なら「a」のキーを、「か」なら「k」「a」と二つのキーを押すという入力の仕方です。ひとつの文字を入力するのに、複数のキーを押す必要がありますが、覚えるキーの数は、アルファベットと同じ26文字で済みます。
指がずれにくいのでお勧めです。また、同時にアルファベットを覚えることができるので、ショートカットキーを使用する時などに便利です。
日本語を入力するときに「あ」なら「あ」のキーを、「か」なら「か」のキーを押すという入力の仕方です。ひとつのキーで1文字を入力できるのですが、覚えなくてはならないキーがローマ字入力よりも多く、指を遠くまで延ばすことになるのでずれやすい傾向があります。
文字はカーソル(キャレット)と呼ばれる点滅した棒状のもののある位置に入力されます。
MyEditでは、起動すると日本語変換になっている為、あいうえお など日本語が入力されます。
入力された文字は、左から右に向かって入力されていきます。
全角半角キーを押して 日本語変換停止にした状態では、半角のアルファベットが入力されます。
Shiftキーを押しながらアルファベットを入力すると、大文字(小文字)が入力されます。
またキーの上に書かれている記号は、Shiftキーを押しながら押すことで入力できます。
例 そのまま入力(Shiftを押して入力):1(!)、2(”)、3(#)・・・など。
日本語変換で入力した文字列は、Enterで確定する前の状態であれば、変換することが可能です。
例:あい と入力し、Spaceを1回押すと一番目の変換候補が出ます。さらにSpaceを押す度に 次の候補が出てきます。2回目以降は下矢印で次の候補を出すこともでき、上矢印で前の候補に戻ることもできます。
変換候補が出ている状態で、Ctrl+Alt+J を押すと 辞書に登録されている内容を読み上げます。(PC-Talkerの語釈読み機能をオンにしておく必要があります ※1参照)
「パソコン」などの言葉は一般的にカタカナで使用されている為、辞書にカタカナで登録されており、通常のSpaceでの変換でカタカナを入力することができます。
その他の言葉をカタカナにするには、Spaceを押す替わりに Spaceの左横の無変換キーを使用します。
また、F7を押すことでもカタカナに変換できます。
ファンクションキーでの変換は、F6 ひらがな、F7 全角カタカナ、F8 半角カタカナ、F9 全角アルファベット、F10 半角アルファベット になります。
文字の削除は、BackSpaceキー・Deleteキー・Escapeキー を使います。
それぞれどのような場合にどのキーを使うのが向いているのか簡単に説明します。
●文字列を入力中、戻って文字を削除したい場合は、BackSpaceで削除します。
削除した文字を読み上げます
●文字列を矢印キーで確認している時に 入力間違いに気づいた場合は、
削除したい文字へ左右矢印で移動した後、Deleteで削除します。
削除した文字ではなく 詰まった文字を読み上げます
●確定前に 入力途中の文字列を一度に削除したい場合は、Escapeで入力中の文字をキャンセルします。
名前や地名を入力していて なかなか思った候補が出なくて困ることがありませんか?
そんな時に、変換モードを変更して入力すると候補が出る場合があります。
IMEには 様々な辞書が入っていて設定により使うことができるようになります。
今回は、2つの便利な辞書を設定し、使ってみましょう。
1度設定してあれば、再度設定する必要はありません。
設定しているかどうかは、入力してみるとわかります。
(例えば 郵便番号辞書であれば 650-0001 など郵便番号を入力し 変換してみます。
変換候補に住所が出れば 設定の必要はありません。)
日本語変換の状態で 郵便番号を入力し、Spaceで変換するだけです。
例:650-0001 変換後 兵庫県神戸市中央区加納町
日本語変換の状態で カタカナ英語を入力し、Spaceで変換するだけです。
例:あっぷる 変換後 apple
固有名詞などを単語登録しておくと便利です。
単語登録は、1個ずつ、又はまとめて登録することができます。
今回は、1個ずつ行う方法をご紹介します。
カタカナ ひらがなキーを押して 全角ひらがなローマ字変換の音声を確認する
カタカナ ひらがなキーは Spaceキーの 2つ右のキーになります。
また、Tabキーの1つ下にある CapsLockキーでも戻せます。
文字列を入力し 変換した時に、前の部分しか読んでくれない ということはありませんか?
これは 文節が分かれて変換されており 1つ目の文節に意識がある為 1つ目の文節の音声しかしないのです。
1つ目の文節の変換をSpaceで変換した後 右矢印で 次の文節に移動することができます。
移動した文節の変換の音声がするので またSpaceで変換します。長い文節を変換した場合はこれを繰り返します。
下の例文で 試してみましょう。
例:あかしこうえん と入力して、変換する。
明石公演 と変換してみましょう。
変換すると 単語のみの音声がするので、右矢印で登録の音声を確認する。
目的の漢字であればEnterで確定する。
文字列を入力し 変換した時に 変換したい文字にならないことがありませんか?
変換中に Shiftを押しながら左右の矢印で選択し 変換文字を変更することができます。
下の例文で 試してみましょう。
例1:きょうはいしゃへいく と入力して、変換する。
今日歯医者へ行く の変換にしましょう。
例2:おもしろいねこ と入力して、変換する。
尾も白い猫 の変換にしましょう。
ひと文字変換をしているとき、変換候補がとても多く、なかなか目的の字にたどり着けないことがあります。
そんなときは目的の字を含む熟語を入力したり、目的の字の別の読みを入力して変換し、確定させてから不要な文字を削除するのもひとつの方法です。
例1:「交渉」の「渉」という字に変換したいとき、
「しょう」で変換せず、「こうしょう」あるいは「わたる」と入力し変換すると早くたどり着けます。
例2:「公園」の「公」という字も、
「こう」で変換せず、「こうえん」や「こうかい」あるいは「おおやけ」と入力し変換すると早くたどり着くことできます。