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神戸アイライト通信NO.31
発行:2014年8月

◆ アイライト15周年! 感謝です!

理事長 森 一成

神戸アイライト協会は1999年4月1日の活動開始から15年になりました。
15周年ということでこの間の多くの皆さんのご協力、ご支援に感謝しています。
視覚障害専門相談、ロービジョンケアの神戸市委託の視覚障害者トータルサポート事業が、多くの皆様のご尽力で改善されました。
事業開始当時から相談件数は倍増しました。
重要視している眼科紹介による患者さんの相談も毎年約100件と定着しつつあります。
眼科医を中心とした眼科関係者のロービジョンケアの取り組みは全国でもトップレベルです。
そして私たちの相談対応体制も整備されつつあります。
後は相談後に必要な方に住所地や通勤経路での歩行訓練、相談後の在宅も含めた個別パソコン指導や日常生活指導などができれば神戸のロービジョンケア(視覚障害リハビリテーション)は全国的にも素晴らしい状況になると思います。
その実現に向かって今年度も進んで行きたいと思います。
よろしくお願いいたします。

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◆ 2013年度 まとめ

事務局長 和田眞由美

1. トータルサポート事業 6年目
トータルサポート事業開始以来、年々増え続ける相談件数は6,000件を超えた。
2013年度は1,361件中、初めての相談は476件(35%)。
見えにくさによる全般的な内容、福祉機器や音声パソコンの使い方、安全な歩行について、年金・就労と相談内容は多岐に渡り、現在のスタッフで最大限の対応をしているが限られた財源の中で新たな人員確保も難しく神戸市に対して事業継続および拡大の交渉をおこなった。
2. 宍粟市において訪問歩行訓練の事業化が実現
 宍粟市で事業化が決まり、委託契約が成立。
これにより当協会から歩行訓練士を派遣し、訪問で歩行訓練指導をおこなえるのは「たつの市」「伊丹市」「宍粟市」の3市になった。
活動拠点である神戸市において2013年度140回の歩行訓練をおこなったが、依然として協会から持ち出しの状況。
この状況を打破し、在宅での相談や日常生活改善のための指導についてもトータルサポート事業の一環としておこなえるよう交渉に臨んだ。
3. 6/14(金)白杖歩行サロン 初開催!
当協会で歩行訓練を受けた方、これから歩行訓練を受けたい方を対象とした白杖歩行サロンを実施。
全体会では兵庫・神戸での歩行訓練事業の現状についての紹介と、伊丹市での訪問歩行訓練事業化の取り組みについての話があった。
交流会では、それぞれの歩行訓練の体験について話し合い、歩きやすい環境を皆で考える場、情報交換の場となった。
4. 12/15(日)ロービジョンサポートフェアin姫路 初開催!
 姫路の福永眼科医院製鉄記念広畑病院の先生や視能訓練士の皆様、しらさぎアイアイ会など地元のご協力をいただき開催。
NHKラジオでの広報効果が大きく、姫路を中心に赤穂、たつのなど周辺地域からも多数お越しいただいた。
機器や用具について聞いたことはあるが触ったことがない、何もかも全く初めてという方が多くみられ、潜在的ニーズを痛感した。
5. iPad講習がスタート!
 タブレットパソコンへのニーズに対応するため中山視覚障害者パソコン講習会において講習機としてiPadを導入していただき、iPadの拡大機能や音声機能を体験、幅広い活用をご紹介した。
音声機能の講習では、画面を全く見ないで操作する方法を体験。
iPadを身近なものとして感じていただくことができた。
また個別相談の中でもiPadを体験していただけるようになった(予約制)。
 

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◆ 持つ理由、持たない(持てない)理由

                     歩行訓練士 住吉 葉月

日々、アイライトで白杖についての相談を受けています。
下り階段が怖くて困っている、今の自分の見え方に合った白杖は?購入してみたけれど、使い方がわからない…等々。
最近多いと感じる相談は「人混みの中を歩く時、よくぶつかる。
見えにくいことを理解してもらいにくく、一方的に怒鳴られて悲しい気持ちになる。
自分の身を守るために、白杖を持ちたい」という内容のものです。
お話をうかがい、その方に合った種類、長さの白杖を一緒に選定します。
白杖には路面の状況を探ったり、障害物から身を守ったりするだけではなく、周囲に気付いてもらう役割があるのですが、この3つ目の役割を求める方が増えてきた印象があります。
時代は変わったなぁ(?)と感じています。
以前は持つことを勧められて、仕方なく持つ方も多かったように思いますが、今は積極的に持つ人が増えているような気がします。
白杖についての認知度が高まってきたのか、それとも街は余程歩きにくい状況なのか…。

足元が不安で、背中を丸めてうつむきながら歩かれていた方が、白杖を持つことで、背すじが伸び、明るく自信をもった表情で颯爽と歩かれていく。
この変化に立ち会えるのは、歩行訓練士としての喜びです。

その一方で、かばんの中に入れたまま一度も出したことがない、自宅の近くまで来たら折りたたんでしまう、持った方がいいのは分かっているけれど、どうしてもその決心がつかない…心の葛藤をお聞きすることもたくさんあります。
立場上、白杖を持つことを勧めてはいますが、その人にしか分からない、白杖を持つ理由、持たない・持てない理由があるのだと思います。
私は、その人が抱える白杖との距離感を尊重したいと思っています。
そして、まだ白杖を持っていない方で、少しでも白杖について興味が出てきたら、ぜひアイライトに相談に来てください。
お待ちしています。

☆当協会のホームページに「歩行訓練士スーちゃんと神戸を歩こう!」という街歩きコラムが掲載されています。
歩行訓練の体験者との対談を通じて、歩行訓練の魅力を紹介しています。
ぜひご覧ください。

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◆ 美・サロン開催!

4月25日(金):昨年に続いて神戸トータルビューティーオーナーズ倶楽部*MIYABI*の皆様にお越しいただき「美・サロン」を開催しました。
フットやハンドマッサージ、ネイルケアなど日頃のお手入れのアドバイスもいただきながらの施術に通所メンバーの笑顔もキラキラと輝いていました。

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◆ 三宮で交通安全キャンペーンに協力しました!

5月21日(水):JR三ノ宮駅前において葺合警察署の方々と一緒に、通所メンバーとスタッフで交通安全キャンペーンに協力しました。
点字ブロックや周辺での駐輪問題や歩道の安全走行など自転車のマナーを呼びかけるチラシを配布し、今一度、皆で考える機会になりました。

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◆ 大阪市の訪問歩行訓練事業のお話をうかがいました!

7月11日(金)大阪市の事業でご自宅への訪問による相談、歩行や日常生活等のアドバイスをおこなっている歩行訓練士の速水さんと利用者の橋本さんにお越しいただきました。
「電話1本でかけつける。
まずは相談!」という心強いサポートが無料で受けられるとのこと。
白杖を使って自分で歩く楽しみを得た橋本さん。
「家の周辺だけでも自分で歩けることは大事!ひとりで歩くと街にはおもしろいことがある。
」とびっきりの笑顔でエピソードを聞かせてくださいました。
専任常勤の訪問指導員(歩行訓練士)の配置が大阪市には3名、神戸市にはゼロという現状を早急に変えなければいけません!

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◆ 役員退任のご報告

古淵恵子理事、絵野雅子監事が退任されました。
お二人とも公的補助の全くないアイライトの初期から、長年にわたって当協会に多大な貢献をいただきました。
お二人に深く感謝しております。
ご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
ありがとうございました。

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◆ 飯山理事の就任ご挨拶

この度、理事の末席に加えさせていただくこととなりました飯山知子です。
神戸アイライト協会は変わり続ける環境に合わせ、常に対応を求められております。
猪突猛進の猪ですが、これからはスタッフとしての対応はもちろん、理事としてよく考え最善の行動がとれるよう努力していきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

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