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神戸アイライト通信  NO.22
発行:2009.12

・10周年記念☆アイライトフェア
・10年6ヶ月23日に感謝を込めて
・10周年記念アイライトフェアを終えて
・トータルサポート事業2年目

10周年記念☆アイライトフェア

沢山のご来場ありがとうございました!! 神戸アイライト協会が設立して10年という節目を迎えました。
毎年、東部在宅障害福祉センターにて開催しているアイライトフェアですが、今年はこれまで当協会を支えて下さった皆様への感謝とこれからの10年に向け、さらなる向上を目指すべく、会場を私学会館(神戸市中央区元町)に移し、10周年記念としてアイライトフェアを盛大に開催しました。
 講演やコンサートなど盛り沢山の内容を企画いたしましたが、150名もの方々がアイライトの11年目の新たな再出発に花を添えて下さいました。
(アイライトフェアの詳しい様子は3ページをご参照下さい)ロービジョンサポートフェア in伊丹 今年で2回目となるロービジョンサポートフェアin伊丹を開催しました。
伊丹市や伊丹市視覚障害者協会等の多くの団体の皆様のご協力のもと、昨年以上の多くの方々がご来場下さいました。
さまざまな福祉機器や便利グッズを直接手にとってお試しいただける機会とあって、各ブースでは終始、人・人・人の山となる盛況ぶりで、点字等の体験コーナーも負けずと?人が絶えず、大好評でした。

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10年6ヶ月23日に感謝を込めて

理事長   森 一成

当協会発足から今年3月末で10年が経過しました。
この原稿を書いている今は10年6ヶ月23日経過です。
当協会は神戸、兵庫に訪問型専任の歩行訓練士がいない状況を改善したいとの思いで、1999年4月に任意団体のNPOとしてスタートしました。
荒海への小舟での船出でした。
しかし活動を開始すると協力者も現れてくれました。
盲養護老人ホーム指導員の新阜義弘(におか よしひろ)会長、当時は兵庫医科大学(現在は山縣眼科医院院長)の山縣祥隆(やまがた よしたか)副理事長、当時はASVのコーディネーターだった木村文子(きむら あやこ)元副理事長(後に相談役)が最初の役員として参加してくれました。
4人で小舟に乗って荒海を進みました。
訪問歩行指導も開始していましたが、公的事業ではないので利用会費と交通費実費をいただいていました。
そしてイベント開催、パソコン講習、講習会指導と現在につながる一連の活動も始まりました。
2000年8月からは、さきの4名で家賃を分担しJR灘駅の近くにワンルームマンションを借り岩屋事務所としました。
2001年よりボランティア団体の皆様に協力していただいて開催するアイライトフェアも始まりました。
 2002年4月から生活向上と交流を深める場所としての通所事業を開始、ASVとの連携も進みました。
多くのスタッフ、ボランティアの皆さんがこの熊内事務所では活動に加わるようになりました。
常勤スタッフと、非常勤スタッフ、ボランティアが協働する現在の組織体制が整いました。
2003年には特定非営利活動法人(NPO法人)の認証を受けました。
2004年4月から旗塚事務所に移転。
阪神大震災10年を前にし、メモリアルイベント「視覚障害被災者の10年」を開催、記録としても出版しました。
このイベントおよび出版に尽力した木村文子相談役は2006年3月1日に逝去し、「木村文子さんとのお別れの会」を関係団体と開催しました。
また2006年4月よりアイライトITファームを開設、点V連、兵庫県伴走者協会と協働の拠点でもありました。
さらに2007年4月開館の中山記念会館に移転し、6団体で神戸ライトセンターが発足しました。
業務は増大し通所、相談、訪問指導など課題は山積みです。
前途多難ですが、多くの人々と力を合わせて進んでいきたいと思っています。
まだまだ微力な発展途上団体をよろしくお願い申し上げます。
そして、今までの多くの皆様のご支援に心より感謝いたします。
ありがとうございました。

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10周年記念アイライトフェアを終えて

10周年記念アイライトフェア実行委員会
委員長 新阜 義弘

神戸アイライト協会の創立10周年の記念と視覚障害者福祉向上を目的とした研修会であるアイライトフェアを、平成21年(2009年)10月25日(日)午後1時30分より、神戸市中央区の私学会館4階ホールで盛大に執り行われました。
当日は、新型インフルエンザの流行により開催も懸念される中での記念式でしたが、神戸市や兵庫県、近畿圏内から150名を超えるたくさんの方々の参加をいただくことができました。
この会は毎年行われているアイライトフェアと西浦達雄さんの記念コンサートを組み合わせたプログラムとなりました。
兵庫県、神戸市、兵庫県と神戸市の社会福祉協議会、兵庫県視覚障害者福祉協会、日本ライトハウス、中山視覚障害者福祉財団、神戸ライトセンターの各団体等の代表者がご来賓として出席をしていただきました。
最初に森理事長のあいさつ、日本ライトハウス会長の岩橋明子様の同法人の沿革を辿りながらの先駆者や世界の視覚障害者の努力を紹介されたご講演、引き続いて神戸アイライト協会副理事長でロービジョンケアの実践家である山縣祥隆先生のわかりやすい医療面からの視覚障害に関係する最新の情報が紹介されました。
西浦達雄さんのコンサートは甲子園の高校野球の感動的な場面が感じさせられる構成となっていました。
また聞いてみたいと思わされました。
最後に全員で、故人となられた木村文子さんの好きだった「翼をください」を斉唱して閉会となりました。
司会をしていただいた全国視覚障害者外出支援連絡会(JBOS)の海士さんはじめスタッフの皆様に感謝いたします。
次の20周年を迎えられるように努力していきましょうとみんなで誓いました。

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トータルサポート事業2年目

事務局  和田 眞由美

今年度上半期9月末現在で416件の相談をお受けしました。
昨年同時期では384件、一昨年に遡ると321件でしたので増加の一途をたどっている状況がおわかりいただけると思います。
以下、カッコ内の数字は昨年同時期の件数を記します。
地域別でみると神戸市内の方からの相談が271件(213件)ということで、市外また県外からの相談が122件(126件)と横ばいであることに比べると市内からの利用が大きく増えていることがわかります。
相談方法では電話が257件(279件)に加えて、来所での相談が120件(71件)と急増。
相談内容では用具が132件(42件)、パソコンが96件(89件)、歩行が41件(80件)という順で用具に関することが大幅に増えています。
電話または来所にて、見えない見えにくいことでお困りのこと、不安なお気持ちなど、ゆっくりとお話をうかがい、改善方法を一緒に探るということを日々繰りかえしおこなっています。
電話では30分、お会いすると1時間を超えるということは常時あり、提供できる情報を調べたり対応策を検討したり、折り返し連絡となると相当な時間を費やすことになります。
当協会では開設以来、相談は無料でお受けしてきました。
ようやく昨年度より神戸市から助成をいただいています。
用具紹介、歩行指導など対応できる専門職のスタッフも増員し相談業務をこなしています。
しかし委託については一年更新で2011年度以降は未確定です。
今後このまま増え続ける相談にどう対処していけば良いのでしょうか?見えない見えにくくなってきたことへの不安をご自身の心の中に潜めて暮らしている方々が数多くいらっしゃると思われます。
こういった中、県内にある眼科と当協会や支援施設の連携を深めてロービジョンケア支援体制を強化する取り組みも本格的に動き出しました。
今後も行政機関と協力してロービジョンケア(トータルサポート事業)のさらなる充実した発展をはかりたいと思います。
関連イベントとして神戸ライトサロンを6月、8月、11月に開催しました。
前半はミニ講座、後半は参加者を小グループにわけての交流会というスタイル。
参加者が気軽に発言できる場、同じ立場の方が出会える場、支援者が理解を深める場として今後も継続開催して参ります。