以下本文

神戸アイライト通信  NO.21
発行:2009.8

・トータルサポート事業2年目! 相談対応への体制強化!
・自立支援法の法定施設への移行完了!
・相談・支援情報提供としてのトータルサポート事業

トータルサポート事業2年目! 相談対応への体制強化!

2008年度より神戸市の委託を受けスタートした「トータルサポート事業」に合わせて体制強化をはかるため、職員の採用、紹介用具の整備、そしてイベントの開催などおこなって参りました。
2009年4月からは用具普及事業として、補装具や日常生活用具の取り扱いを始めました。
白杖、拡大読書器、遮光眼鏡、ルーペ、生活便利グッズなど、実際、手にとってお試しいただけます。
ご紹介、お見積りの発行、販売、納品、アフターフォローまで一貫しておこなえるようになりました。
生活の中での見えない見えにくいことによるストレスを、用具や方法を知ることによって少しでも解消できるようお手伝いさせていただきたいと考えております。
まずは、お気軽にお問い合わせください。
 電話 078-221-6019

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自立支援法の法定施設への移行完了!

2つの通所施設は自立支援法の法定施設へ移行いたしました。
検討課題も多く、事務作業も非常に煩雑です。
しかし共に活動してきた通所メンバーの皆様、新しいメンバーの皆様に、安心してご利用いただける施設であるようスタッフ一同取り組んでおります。
詳しくは8、9ページをご覧ください。

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相談・支援情報提供としてのトータルサポート事業

理事長 森  一成

2008年度より視覚障害に関する専門的な情報提供(相談対応)としての視覚障害者トータルサポート事業を開始しました。
相談、問い合わせが増加し、2008年度は798回(相談内容件数は1018件)となりました。
相談者は半数以上が本人から、1割以上が家族から、以下視覚障害者をとりまくリハ関係者(視力障害センター、日本ライトハウス、盲学校など)、役所、介護関係者、障害者地域生活支援センター、社会福祉協議会、眼科になります。
地域別では神戸市内が57%、市内区別では中央区がトップで市全体の約3割、以下須磨、東灘、北、兵庫、垂水、灘、西、長田が各区の順でした。
県内他市町が25%、県外が8%、市内か市外が不明の方が12%でした。
紹介していただいた場合の紹介元は、眼科、役所、友人の順でした。
眼科からの方が、毎月いるというのはこの事業のねらいのひとつが実現していると感じています。
病院から診察後にすぐ寄られる方もありました。
他に紹介元は、当事者団体、関係施設などさまざまでした。
ラジオで協会のイベント広報を流してくださり、視覚障害者がきいて連絡をくださるというケースもありました。
相談方法は電話が555回、来所していただいての面談による相談が170回、訪問先での相談が37回、メールでの相談が36回でした。
来所していただいての相談は、原則的に電話で予約していただいています。
ほとんど見えなくなり、あるいは見えにくくなり困難に遭遇している方はまだまだ多数いらっしゃいます。
用具の情報を伝えるだけでなく、その選び方、適切な使用の仕方も重要です。
場合によっては操作練習を考える必要があります。
また困難改善に協力してくれるいろいろな団体や施設の情報も知る人は限られています。
そのために眼科と協力して、必要な患者さんのための資料を作る取り組みも始まっています。
支援の道をつけるトータルサポート事業のさらなる充実をめざしていきたいと思います。

本分終了