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神戸アイライト通信  NO.18
発行:2007.12

・神戸ライトセンター発足記念 アイライトフェア2007開催!
・神戸ライトセンターまつり開催!
・第1回 神戸ライトセンターまつり開催!
・年末所感
・増加する相談、訪問などの支援事業
・アイライト新神戸
・アイライトITファーム

神戸ライトセンター発足記念 アイライトフェア2007開催!

10月28日に神戸市灘区の神戸市立東部在宅障害者福祉センターで神戸ライトセンター発足後、初となるアイライトフェア2007を開催しました。
参加者は約100名の盛況でした。
フェアの午前中は、アイライトアンサンブルのリコーダーミニコンサート、リコーダー演奏に合わせて参加者で歌も歌いました。
神戸ライトセンター所属団体のよろず相談会・ロービジョン機器展示も例年より参加者が多く、各ブースともにぎわっていました。
医療相談も初めて開きました。
午後は再度ミニコンサートと山縣副理事長の医療講演、いつもながら熱心な参加者で埋まりました。
そしてパネルディスカッション。

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神戸ライトセンターまつり開催!

11月18日には神戸ライトセンターまつりを開催しました。
遠く赤穂や京都からも足を運んでいただき、また近隣の地域の方にもお越しいただきました。
神戸ライトセンター所属団体スタッフ同士で交流を深めることもできました。
詳しくは2ページ以降をご覧ください。

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第1回 神戸ライトセンターまつり開催!

事務局長 和田眞由美

今春、中山視覚障害者福祉財団様のご支援のもと、私たちの念願であった新しい活動拠点『神戸ライトセンター』が発足いたしました。
10月には全国視覚障害者外出支援連絡会(JBOS)も加わり所属6団体となり、点訳・スポーツ・パソコン・白杖歩行・音訳・ガイドボランティア・グッズ紹介・相談といった総合的な支援(トータルサポート)に加えて通所施設としての社会参加、交流の場所ともなっています。
そこで地域の方々にも私たちの活動を知っていただきたく『神戸ライトセンターまつり』を開催いたしました。
多目的室において通所メンバーとスタッフによるリコーダーミニコンサートから始まり、眼科医 山縣祥隆氏による『中高年に多い目の病気について』と題した医療公開講座、朗V連所属『わっしょいわっしょい』の皆さんによる紙芝居、有川敦子さんのリードで軽くカラダを動かしながらの室内ゲームや山本博昭さんのキーボード弾き語りでコンサートもおこないました。
懐かしい昭和のメロディーや『赤とんぼ』などの秋の歌を、地域や多方面からご来場くださったたくさんの皆さまと一緒に歌いながら、秋晴れの一日を楽しく過ごすことができました。
活動室においては各団体の活動紹介と体験コーナーを設け、スタンプラリーをしながらまわっていただくという趣向を試みました。
活動室内の様子については各団体からのコメントをご覧ください。

神戸アイライト協会 塩尻恵子

 活動内容の掲示とアイマスク体験をしました。
全盲状態や視野狭窄などの様々な視覚状態で「物あて」「歩行」を体験していただきました。
視覚障害は不便だけれども情報があれば出来ることがあるということを理解していただけた有意義な一日になりました。

                   通所施設 アイライト新神戸 古淵恵子                           

 日頃の練習の成果を皆様に聴いていただいたリコーダー演奏の後は、編物の作品と最近通所メンバーの間に人気のビーズの小物作品を展示、いろいろな質問にお答えしながら、実際に編んでいるところも見ていただきました。

        通所施設 アイライトITファーム  飯山知子 通所メンバーで話し合い、音声パソコンで特色のあるものを幾つかデモンストレーションしました。
来られた方に担当のメンバーが説明し、多くの方に音声パソコンを知っていただく良い機会となりました。

点訳ボランティアグループ連絡会 事務局 北島靖子

点V連では点字体験をしていただくために栞と名刺の用紙を準備しました。
3階の部屋にたくさん来訪してくださって嬉しかったのですが、ご高齢の方々は機器の見学のみが多く、点字体験をしてくださったのは小学生の女の子たちと他2、3名でした。

兵庫県伴走者協会 会長 柳 尚武

ブースを訪ねて来られた方の中には「伴走って速く走るんでしょ?」と言われます。
そんな時は走るほかに伴歩と言って視覚障害者と一緒にウォーキングをしていますから気軽に見学に来て下さいね、と答えています。
「伴歩とは 話もはずむ 歩も軽く」

 ASVこうべ リーダー 橋野浩美

ASVではボーリングとクイズの音声ゲームと音声で文字入力などを試みました。
小学生、40~50代とみられる方はゲームに50代以上の方は文字入力に興味を持って頂けたようでした。
10代~20代の若者の姿が見られなかったのが残念です。

兵庫県朗読ボランティア連絡会 幹事 田中久美子                   

 「お口の体操」やアクセントで読みわける同音語を朗読体験していただきました。
「端の橋、箸の端、橋の端・・・」ハテナマークを三つくらいおでこにつけたまま帰られる方も。
視覚障害の方には朗V連作成の録音図書の利用についてご案内できたのがよかったです。

全国視覚障害者外出支援連絡会(JBOS) 事務局長 海士 美雪

JBOSへの最初の訪問者は、小学校低学年の女の子2人。
その後ユーザーの方たちも次々と…。
ご近所の方も視覚障害者を取り巻く活動の多様さに、驚かれたようです。
「是非!一人旅を楽しんで欲しい」という思いがみなさんに伝わったでしょうか…。

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年末所感  

副理事長 山縣祥隆(山縣眼科医院)

先日、ある新聞社からロービジョンケアに関しての取材を受けました。
記者の方は「私はロービジョンケアというものを今回初めて知りましたので、まずは問題提起という感じで記事をまとめたいと思います」と前置きをしてから取材が始まり、最後には「こんなに大切な問題なのにどうしてまだ世間一般に知れ渡っていないのでしょう」と言われました。
私は西暦2000年にロービジョンケアを始めましたが、ロービジョン学会も少しずつ盛会になってきていますし、本協会をはじめ多くの団体、ボランティアが全国的に活発に活動しており、これまでロービジョンケアについての話題もいくつかの新聞に載りました。
なのに何故、未だに世間一般に知れ渡らないのでしょう、何故いつまでも「ロービジョンケアがあることを最近初めて知りました」という視覚障害者の方が現れるのでしょう。
その理由は明らかでコマーシャル不足なんですね。
きっとキムタクがテレビドラマで視覚障害者の主人公を演じ、目が見えないために町のあちこちでトラブルが起こったり、苦労してルーペや拡大読書器を使ったり、歩行訓練士の方が登場したり、盲導犬が出てきたりしたら、かなり宣伝効果があがり、世間に広まるのでしょうね。
と、まあそんな夢物語はさておき、私自身が気づいたことは、大部分の医師は自身の仕事を宣伝することについて抵抗感があるということです。
また現実的には、院外において診療内容の宣伝をすることについては法律で厳しく制限がかけられています。
「医は仁術」ということなんでしょうか。
私自身、特に開業してからは、自分の医院の宣伝をしていると思われたら困るという気持ちもあり、ロービジョンケアを眼科医の間に広める、世間に広く知ってもらう、ということについて少し消極的過ぎたのではないかと今、思っています。
一人でも多くの視覚障害者の方にロービジョンケアを知って頂き、一日も早く社会復帰を果たして頂けるように、来年はこの殻を破って、ひとつコマーシャルに徹してみようかと思っています。

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増加する相談、訪問などの支援事業

                         理事長  森  一成

毎日のように相談を求める電話のベルが鳴ります。
「パソコンについて教えてほしい」「職業資格をとりたいが」「歩行が難しくなった」などなど。
相談者は視覚障害の当事者、家族、知人そして多くの関係者など、さまざまな人たちです。
 神戸アイライト協会では施設に通所する視覚障害者のサポートをする通所施設運営と並行して、通所施設開設以前から相談、個別講習、訪問サポートなどの支援の取り組みを進めてきました。
神戸ライトセンターに移転してきて、こういった相談、支援が最近は急速に増加しています。
電話以外にも来所、訪問、メールで相談を受ける場合もあります。
相談だけでも年間600件を超える勢いです。
 この相談、支援で私たちが対象としているのは障害者手帳を持っている人だけではありません。
白杖で歩きたい人、パソコンをしたい人だけでもありません。
また障害者関係施設や団体に入っている人だけでもありません。
医療福祉関係者、行政やメディアの関係者も含めて、非常に多くの人からの相談が入ってきます。
 特に施設・団体に入っていない人、手帳を持っていない人が、必要な情報を知らずに、生活上さしせまった相談内容をもっています。
そしてこういった基本的情報をもっていない相談者の多くは眼科から紹介された患者さんです。
補装具や日常生活用具、その補助制度を全く知らない、ガイドヘルパー制度やボランティア、関係施設の情報も知らないというケースもあります。
 そういった相談の結果、個別講習や訪問サポート、通所施設利用に進むケースも増加してきています。
歩行訓練士の指導を受けると、適切な白杖を選び単独歩行が可能になったり、また介助者との手引き歩行も楽になったりします。
そして音声を使ってパソコンを操作できることを知ったら、晴眼者と同じようにメールやインターネットを使いこなせるようになります。
もちろん相談を受けても、すべて協会での解決をめざしているわけではありません。
他の施設・団体がよいと判断した場合は地域にある多くの社会資源として紹介しています。
協会には多くの施設や団体に「FACE TO FACE」で話せるスタッフがいます。
パンフレットやホームページだけでなく具体的なサービス内容の情報を数多く提供しています。
 こうしたネットワーク、そして訪問もあるフットワークを生かし、相談事業を展開しています。
しかし公的支援のない非常に厳しい中で、他の業務との兼務で遂行しております。
今後益々増えるであろう、さまざまな相談に即対応できる専任スタッフの配置が必要です。
公的事業としての相談事業ができることが望まれます。

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           アイライト新神戸  

古淵恵子 

視覚に障害があっても自分の望んでいる生活をすること、自分をより高め自分らしく生きることが目標です。
通所メンバー、スタッフ、ボランティアさん、一丸となって日々頑張っています。
白杖での歩行練習はもちろんのこと、ヨーガ・姿勢体操・ストレッチ・いきいき体操等で運動不足解消と筋力アップ、ウォーキング・ミニウォークのお出かけを楽しんでいます。
 リコーダーの演奏は行事では欠かすことができないほど上手になり、音楽療法では病院や施設を慰問し、小・中学校の福祉学習によんでいただき、その後も交流が続いています。
英会話・点字講座・パソコン勉強会でも脳内トレーニング、家族への贈り物として編物やビーズ作品づくりにもいそしんでいます。
 通所生同士の交流・情報交換で視野が広がり、地域の方々との交流で社会参加の場も広がっています。
一緒に活動してみませんか。
仲間が増えることを心待ちにしています。

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アイライトITファーム 

飯山知子

「アイライトITファーム」では、通所メンバーが音声パソコンで習得したい内容を各々自習という形態で自分のペースで練習を進めています。
パソコンはご自宅からノートパソコンを持参していただくか、活動室にあるノートパソコンを使用します。
活動室にあるノートパソコンには、数種類の音声ソフトを入れてありますので、体験していただくことも可能です。
 実際に通所されている方の自習の内容は、ワードや年賀状ソフトを使った年賀状の作成、エクセルを使った家計簿の作成、また音楽CDの作成など様々です。
習得した内容を相互に教えあい、一人では解決できなかった箇所を補いあい、パソコンのスキル習得に活かしています。
また、パソコン以外にも、電源オフデーとして、美術館やコンサートなどに外出することもあります。
通所に興味のある方は、お気軽にアイライトITファームまでご連絡ください。