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神戸アイライト通信  NO.15
発行:2006.8

・木村相談役(前副理事長)が逝去しました
・アイライトITファーム 開設
・これからの活動にあたって
・ロービジョン関係の最近の話題
・アイライトITファームを開設いたしました

木村相談役(前副理事長)が逝去しました

さる3月1日にかねてから病気療養中の木村相談役が逝去いたしました。
3月18日のメモリアルイベント2006で参加の方々にご報告させていただき、鎮魂の黙祷をいたしました。
そして4月29日に木村さんゆかりの5団体(芦屋点字友の会、点V連、JBOS、ASV、神戸アイライト協会)で構成した実行委員会主催で「木村文子さんとのお別れの会」を実施しました。
北海道、東北を含め全国各地から244名の方が参加していただきました。
発足当初から、ボランティア団体との連携、パソコン講習、ボランティア養成、「視覚障害被災者の10年」メモリアルイベントの開催や記録の出版、その他、多くのイベントでも中心的役割をになっていただきました。
協会活動への多大な貢献に感謝するとともに、心よりご冥福を祈念しております。
(詳しくは新阜理事長の記事をご覧ください)

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アイライトITファーム 開設

昨年より設立準備を進めてきました新しい拠点「アイライトITファーム」を4月1日に開設いたしました。
パソコンを通しての出会いの場として、9名の通所メンバーが通っています。
5月には大活字カフェも開催し、便利グッズの展示、紹介、販売も実施しました。
アイライトITファームは国香ビル1、2階にあります。
点訳ボランティアグループ連絡会(点V連)、兵庫県伴走者協会が同じ国香ビル内3階に同時に入り、いっそう連携を深めております。
(所在地等、詳しくは3ページの紹介文をご覧ください)

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これからの活動にあたって
(木村文子さんの意志を受け継いでいくために)

理事長 

春を少し感じることのできた弥生3月1日に、私達が大好きでとても頼もしく思っていた木村文子さんがご逝去されました。
とても悲しく、残念な気持ちでした。
その訃報を聞いた時、私は木村さんに「ありがとうございました。
これからを見ていてください。
」と気持ちが奮い立つような勇気にも似た感情が沸いて来たことを覚えています。
そうした気持ちになった人達はとても多かったようです。
そうした気持ちが集まった会が4月29日に兵庫県福祉センターで〔お別れの会〕という形式で、全国から244名の方が参加して行われました。
たくさんの花に飾られ、気持ちを込めたお別れのお言葉をたくさんの方からいただきました。
この紙面で改めて「ありがとうございました」との感謝を伝えさせていただきます。
私達は木村さんから何を受け継いでいくのかを考えなければなりません。
木村さんは、いつも闘志あふれる存在感のある方でした。
自らの病気に対してもそうでした。
木村さんはそれまで十分にボランティアとして、多くの視覚障害者、それを取り巻く人達に大きな影響と、その活動の意義と必要性を表されました。
その姿から受ける精神は「心から視覚障害者と向き合い、それに寄り添い、それをいかに理解し、克服して軽減させるかを、視覚障害当事者と自ら、その周囲の人達に問い続け、努力した証であったと思います。
木村さんの精神や考えていたことを私達神戸アイライト協会の活動が受け継ぎ実現させていくことが大切なことであり、より木村さんに報いることだと思います。
視覚障害には様々な問題や課題があります。
そうした〔目が不自由であること〕をどうサポートしていけるか。
私達は、これからも、木村さんと誓った設立当初の〔ユーザーへの総合的な全人的サポート〕を原点に従来通りの活動を維持し発展させてまいります。
木村さんと共に種をまき、育ててきた視覚障害者への思いを大きな樹木にするために、神戸アイライト協会をご支援ください。
よろしくお願いいたします。

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ロービジョン関係の最近の話題

山縣眼科医院 医師 
                 (神戸アイライト協会 副理事長)

皆さん、お元気ですか?ロービジョン関係の最近の話題をお知らせします。
まず、ご報告しなければならないことがあるのですが、私は本年の3月末日、兵庫医科大学病院を退職し、西宮市上甲子園の山縣眼科医院を継承しました。
思うところあっての退職ですが、一刻も早く開業医のペースをつかみ、できることから改めてロービジョンを行っていきたいと思います。
さて、私の大学病院時代最後の仕事になりましたが、「兵庫県ロービジョンマップ」を作成しました。
このマップは、兵庫県下の病院の眼科で、どのような視覚補助具の選定が受けられるかをまとめたもので、視覚に障害をもつ方々が、できるだけお住まいの近くでケアを受けることができるようにという目的で作りました。
今回は兵庫県眼科医会が制作費用を負担してくれ、1,000部印刷し、市役所、保健所、盲学校などの公共施設を中心に配布しました。
神戸アイライト協会にも送りましたが、できるだけ多くの方々が利用されることを望んでいます。
さて、今年の日本ロービジョン学会学術総会は9月16日から3日間、東京、吉祥寺の東京女子大学で行われます。
昨年と同様に視覚障害リハビリテーション協会との合同会議です。
一般講演以外に、視覚障害者の就労の問題についてのシンポジウム、障害者自立支援法についての講義などの他、久我山盲学校・文京盲学校の見学、ロービジョン・クリニックの見学などのオプションもあり、また学会終了後には公開市民講座も予定されています。
もちろん、一般の方も参加可能な福祉機器展示もあります。
2つの会が合同で会議することの意義は、何よりも医療、福祉、教育、行政などの各分野間のバリアの解消です。
今年もあらゆる分野から多くの方が参加され、有意義な学会になるように協力したいと思っています。

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アイライトITファームを開設いたしました

和田 眞由美

昨年度より準備を進めて参りました主にパソコンを使っての活動を中心とする新しい通所施設「アイライトITファーム」(略称 ITファーム)を4月1日に開設いたしました。
現在通所メンバーは9名。
パソコンの練習や、相互に教えあい、それを活かしたいろいろな活動や仕事にも取り組めることを目指します。
また将来的には視覚障害者に便利なグッズの展示や紹介スペースについても検討中です。
場所は神戸市中央区国香通7-1-3(山手幹線、生田川の東側)にある国香ビルです。
3階建てのビル1・2階にアイライトITファーム(全国視覚障害者インターネット接続支援連絡会(ASV)も水曜、第3日曜などに活動)、3階には点訳ボランティアグループ連絡会、兵庫県伴走者協会が同時に入居しております。
協会事務所より南西へ徒歩6分のところです。
ITファームの紹介も兼ねましたイベントといたしまして、視覚障害者に便利なグッズの販売を手がけておられる(株)大活字さん(本社:東京)にご出展いただき『大活字カフェin神戸アイライト』を開催いたしました。
グッズの販売および、5月にはデイジー図書の再生録音機「プレクストーク」7月には活字文書読み上げ音声読書器「よむべえ」の体験説明会を行い、神戸市内だけではなく遠方からも多くの方にお越しいただきました。
カタログではなく手にとって商品を確かめることができる場の必要性を実感しました。

なお4月23日のNHK第2放送「視覚障害者の皆さんへ」今月のトピックスでITファームについてとりあげられました。
活動の様子、通所メンバーのコメント、新阜理事長のインタビューなどが下記URLからお聞きいただけます。
30分番組の19分ごろから4分程度です。
http://www.nhk.or.jp/fukushi/shikaku/604.html
直接お聞きいただけます(3つめのトピック)